タカの日記

医療系サラリーマン兼ラガーマンの日々の思いをまとめていきます。

ラグビー高校三年生編Part5 No.025

見事に福岡の県予選を突破して花園への切符を手にしました。


そこから花園までの記憶ってあまりないけれど学校の最寄駅で花園に向けての出発駅となる折尾駅で出陣式みたいなものを行ってもらったことを覚えています。


一応準決勝までは試合に出ていたので現地入り先発メンバーには選ばれました。前年は10数人で残って練習とかしてました。


25人くらいのメンバーだったので駅前の広場のような場所に揃いのウインドブレーカーを着てみんなで並び監督から一人一人紹介をされた時に「身体は小さいですがボールにしつこいプレーヤーです」と言ってもらえたのが嬉しかったです。


自分の生きていくプレーはここなんだなと新たに再確認しました。


大阪に着いてからはなぜか午前と午後の二部練してました。他のチームはきっと調整とか確認とかを重きに置いた練習してるのかなと思いながら早く大会が始まれば良いのにと思ってました。


そして開会式での入場行進ではその大会でスターとなる埼玉工大深谷高校のマナセとコリニアシを近くで見てビビってました。


開会直後のゲームでは大分舞鶴と替え玉行進をした大東第一高校が試合をして見事に大分舞鶴が勝ってました。先輩たちは中学ラグビーの縁からか大分にも知り合いが多いらしく上手い人たちはこういうところで繋がってるだなぁと痛感しました。


そして我がチームの第1試合、山形県代表の大型FWを揃えたチームでしたが九州のリアル強豪チームと戦って来たチームにはサイズの差は関係ありませんでした。平均体重で10kg近く重い相手をモールやスクラムで押す先輩たちはグラウンドの外から見てもカッコ良かったです。


結果は57-0でした。確認しようとググってみたらそのときの映像がYouTubeに残ってました。


小気味のいいテンポにそれぞれタイプの違うランナー。見ていて今でも面白かったです。


ただ代償もありました。前年は花園でプレーできずに悔しい思いをした先輩が体調不良を押してこの試合に出たばかりに悪化させて元旦の試合には出られないことになりました。同じポジションは自分。


もう年越しどころではない感じでしたね。みんなが浮かれてましたが不安でいっぱいでした。相手はシード校で一番と言ってもいいくらい重い高校。うちの監督も「化け物みたいな奴らです。」と言ってました。


当日はさらに別の先輩も風邪でダウン。実質二枚落ちで格上相手に挑む形になりました。


それでも前半はテンポ良く攻めて8ー5で勝って折り返しました。ただ自力で勝る相手でセットプレーへの圧力は半端なかったです。


スクラムはこのチームでは味わったことないくらい押されたし、ラインアウトは180cm台後半の2人が毎回ジャンプをして来るのでスローワーとして投げるところがありませんでした。


一回だけ決めたジャッカルを帰って録画のテレビで見返すと解説の梶原さんという元日本代表の方が名指しで褒めてくれたのを今でも覚えています。これもYouTubeで探したら見つかりました。


元気が無くなった時はこのシーンを見て元気出します(笑)。試合は結局8ー30で負けてしまいました。2年連続ベスト16でした。年の始まりに試合に負けてそこから新チームのスタートです。


高校三年生編に続く