タカの日記

医療系サラリーマン兼ラガーマンの日々の思いをまとめていきます。

プールD オーストラリアvフィジー ラグビーワールドカップ2019 No.42

9/21土曜日はラグビーファンにとってはたまらない一日になりました。

 

まずはタイトル通りこの試合から観戦。

 

2015の開幕戦でのフィジーのWTBナドロの衝撃的なトライを覚えていたので、何かやらかしてくれると思っていましたが、見事なアタックを見せてくれました。

 

ただ、最初のトライをとったNo.7のヤトがオーストラリアのNo.14のリースホッジから食らったタックルで脳震盪となり、そのまま試合続行不可となったのが悔やまれます。

 

トライ以外にもかなりキャリアーとして活躍していたのに残念です。

 

後半最初にはミスのこぼれ球を拾ってそのまま走り切ってトライというちょっと運も味方してきたフィジーでしたが、だんだんとオーストラリアの得意な(と言うよりはフィジーが苦手な)スクラムラインアウトからのモールからの攻撃で後手を踏むと、そこからは60分の壁でズルズルと負けてしまいました。

 

やはりフィジーはその後のイエローカードも響いて最後の最後までフィジーらしいなぁと。

 

ウェールズもこの辺を突いてくるとは思いますが、どこまでフィジーウェールズ相手にやれるかまだまだ期待したいと思います。

2019ラグビーW杯開幕 No.041

かなり放置してたこのブログ、せっかくラグビーのワールドカップ も開幕したことだし、全48試合のうち、20試合くらいはレビューでも描きたいなと意気込んで再開いたします。

 

開幕戦はホスト国の日本vsロシアとなります。

その前に開幕式が行われ日本の伝統芸能なども散りばめられた厳かな式は改めてゆっくり見直してみたいなと思います。

 

実はこの開幕戦、家でゆっくり見る予定でしたが、急遽出張で関西に来た友達に呼び出され、近くのダイニングバーに行きました。

 

食べ物はスナック程度、飲み物も高かったですが、人と見ることもあまりないので楽しかったです。

 

ここから試合の内容について・・・。

 

前半の立ち上がりは最悪でしたね。キックオフのキャッチミス、相手が蹴ってきたハイパントのキャッチミスなどが重なりいきなり初得点を取られてしまいます。

 

15番に入っていたウィリアム・トゥポウですが、あのキックのキャッチの時は完全に腰が引けてました。その時は分からなかったですが、ナイターの照明がかなり明るく、キックされたボールが見えなくなってたらしいです。

 

開幕の時間帯と照明に合わせた練習ってできなかったんですかね!?なんとなくエディージョーンズならそこまで考えて準備しそうな気がしました。

 

試合を見ている限りDF時に崩されたりせず、接点ではダブルタックルもしっかり入れて押し返すことができていたのでアンラッキー以外では点数は入らないかなと思ってみていました。

 

あとはロシアのスクラムハーフのボックスキックの精度が低くあまり効果的でないことも助かりましたね。

 

そして、ジェームス・ムーアからレイトチャージを食らって負傷交代したドロフェフに代わって入ってきたドミトリー・ペロフに関してはボックスキックの練習したことないんか!?ってくらい慌ててましたね。

 

チャージもされたし、彼が出てきたことでロシアはエンジンかけられなくなった感じはしてました。

 

日本代表のアタックも球が動き出せば、機能して松島幸太朗が見事に3トライ。

日本代表のメンバーではW杯で1試合に3トライあげた人は初めてだそうです。

 

特筆すべきはやっぱりラピースでしょう。あの点数が欲しい時間帯での立ちジャッカルからの独走トライ。FWは他にも姫野のタックルされてから再度立ち上がってからのドライブがかなり効いていて、1番のゲインメーターを稼ぎ出しました。

堀江のタックルも10回中10回成功らしく、この日のDFの固さを象徴していました。

BKは中村亮土が良い形でコネクトしてたような気がします。

 

彼が13番をきちんとJJの思惑通りこなせるようになったので、トゥポウが15番やったりしてるんですかね!?

 

アイルランド戦は福岡とマフィも戻ってくるかもと言う噂も出ていますのでそれも楽しみです。

トップリーグオールスターチャリティーマッチ No.040

2019年2月2日

今日は岐阜でトップリーグオールスターとフランスのクラブチームのクレルモン・オーヴェルニュの試合です。


試合自体は、14:00から始まっていますのでもう終わっている時間帯ですが、用事があり後から録画で見始めています。

 


最初の5分で2トライ取られた時はこのままズルズル行くのかと思われましたが、攻め始めるとテンポが良く、2トライを取り返して今前半26分で12-14で負けているという状況です。


試合を見ていてかっちりしてるところもありますがレフリーの戸田さんが余り指導的に笛を吹くような感じではないのでなんか見ていてほっこりします。←これについては日本初のプロレフリーの方も苦言を呈してました(笑)。


クレルモンの11番のレミーグロッソの動き、なんか面白いなと思ってます。結構大型だとは思うんですがステップのキレが良く、タックルを結構外していました。

 


後半に入ってもジワジワとクレルモンが攻め立てます。スコアが後半55分の時点で19-43になりました。日本側では尾崎が2トライ、反対のウイング野口は出足の良いタックルで見せました。

 

と書いたところで野口がブレイクからビッグゲイン。ナエアタにつないでもう少しでトライでしたが阻まれました。

 


ゴール前のペナルティから2回トリックプレーも見せましたがトライにはならず。

 


オールスターぽいですが精度はなかなか上がらないですよね。

 


梶村は後半出てきて強さを見せています。

 

ただ、この試合の活躍で代表とかに追加で呼ばれる人いるんですかね?

結局最終スコアが29-50でクレルモンの勝ちでした。

 

 


見ながら書くと観戦記としてまとまらないですね。次回はちゃんと全部見終わって書くことにします(笑)。

2018年度 ラグビー大学選手権決勝 雑感 No.039

遅くなりましたが、大学選手権決勝のレビューです。

 

高校は大阪桐蔭高校トップリーグ神戸製鋼高専の大会も奈良高専が優勝して関西ラグビー強しという機運が高まっている中で天理大学が初優勝を狙えるか?と言う事に注目してみていました。
天理大学は準決勝では帝京大学に勝ち、10連覇を阻みました。明治大学は早稲田相手に早明戦での借りを返して22年ぶりの優勝を狙うところです。
 
試合の流れは天理がゴール前のラインアウトから狭いサイドをNo.8マキシとキャプテンでもあるHO島根で攻めて先制。天理大学5-0明治大学
但し、その後明治大学もワイドに攻めながら天理からのプレッシャーを上手く逃れながら右隅にWTB山崎がトライで5-5の同点としました。
その後も天理大学は攻めていきたいのですが、スクラムは強くてペナルティをもらえてもその後のラインアウトが安定せず攻めの起点を作れませんでした。
 
また明治大学のキックでエリアを取りながら試合を進める戦術に付き合ってしまいましたね。明治大学は敵陣でのラインアウトからモールで押すと見せかけた後に素早く展開しながら
ラインアウトのテール(最後尾)の選手とバックスの選手の間のスペースを上手く攻めてトライを上げました。キックも決まり明治大学12-5天理大学
 
その後天理が明治陣内に攻め込んで前半の終盤を迎えますが、この時に攻め急いでしまったと思われました。ゴール前でFWのショートサイドを繰り返していましたが、
ゴールエリアに入ってもボールを地面にグラウンディングできなければ、スクラムでの再開(プレーが切れてしまう)になるので前半が終わってしまう事になりました。
逆に言えばプレーが切れなければ攻め続けられたので強いランナー(No.8マキシ、LOモアラ、CTBフィフィタ)だけにボールを持たせてもっと攻められたらトライにならなくてもペナルティなどをもらえたかもしれません。
もちろん「たられば」ではありますが…。
 
後半は14分に明治大学はそれまで劣勢だったスクラムをこの試合通じて一度だけめくりあげてペナルティを獲得志それでPGを決めて三点追加となり、この時点でスコアが明治大学15-5天理大学となりました。
 
更にその後も天理大学陣内でFWが近場を付きながら前進を繰り返し、最後はHOの武井がポストの真下にトライを上げました。


このトライも単純に武井の突破力だけが注目されがちです。しかし、この試合を通じて明治大学のFWは最初に球を受けたプレーヤーがコンタクトをするのではなくそこから内側や外側に居るプレーヤーに球を渡してそのプレーヤーが突進することを繰り返していました。


この武井がトライをする直前に外側から6番のプレーヤーが内側に走り込んでいます。それを一瞬目にした天理の4番の選手が武井にはプレッシャーをかけられず結果、裏に抜けてのトライとなっております。


地味ですがこの明治の6番のダミーが効いた形になってトライとなりました。キックも決まり、明治大学22-5天理大学
 
 
ここからは天理大学は割り切って攻めるしかなくなって強い留学生のランナーを散らばらせるのではなく、一つの塊で使うようになりました。また迷いのない思い切ったアタックでじりじりと明治のDFを押し下げて行ってるようにも見えました。


そこからは天理大学主将のHO島根です。最初のトライよりもさらに鮮烈な走り、タックルを受けた後もボールを持ち直して再度走り出すアタックから反撃の狼煙のトライを上げました。明治大学22-12天理大学
 
その後もCTBフィフィタのトライにつながる鋭いランもまた見れました。この時点残り5分。明治大学22-19天理大学
 
最後は明治大学がボールをキープしようと粘りましたが、天理大学のFWがルールを正しく理解してボールを奪い返す。最後のスクラムからのアタックはCTBフィフィタのノックオンで終わってしまいましたが、見どころ充分の大学選手権決勝戦でした。
 
明治大学慶應大学早稲田大学に負けて、4年生だけで話し合い、自分たちを見つめなおす機会を得たとのコメントも見ました。また、東海大学との試合でテビタとアタアタモエアキオラという大学界屈指のランナーともなる相手とも試合が出来ていたのも大きかったようです。


更には主将でもある福田君の成長。10月―12月くらいの対抗戦の試合の時はキャプテンシーというよりはSH独特の小賢しい動きばかりが気になっていましたが、この決勝の舞台では相手の天理大学のSHと比較してもゲームマネジメントがうまく出来ていたように思えます。
 
ここまで来るのも大変だったと思いますが、来年度は追われる身になり10連覇を逃した帝京なのか、悔しい思いを下級生がリベンジする天理大学なのかまた来年の正月が楽しみです。

2018年度第98回 高校ラグビー決勝 No.038

もう1月も半ばになりました。かなり放置気味のブログも書こうかなと思ってはいるもののなかなか進みません。


タイトル通り、高校ラグビーの決勝について書こうと思います。


大阪桐蔭高校と神奈川の桐蔭学園の対決になりました。


どちらも桐蔭とつきますが、兄弟校のような繋がりはないとのことです。


大阪桐蔭高校は前年度花園で決勝まで行きましたが、惜しくも東海大仰星に阻まれ初優勝はなりませんでした。


対する桐蔭学園も過去に現サントリーの松島幸太郎や現NTTコムの小倉順平などを有した第90回大会では東福岡との両校優勝はありますが単独優勝はまだありませんでした。


試合の内容は大阪桐蔭がFWのまとまりの良さとバックスのDFの出足の良さで桐蔭学園の芽を潰して行った感じでした。


桐蔭学園もFWバックドアでBKを使いたかったと思いますが特に後半になると大阪桐蔭のCTBのアップディフェンスに手こずってしまいましたね。

 

 

桐蔭学園としては準決勝な東福岡戦で露呈してしまったモールへのDFの弱さが大一番に響いたのではないでしょうか?


それでも桐蔭学園の2番フッカーの紀伊君のオフロードパスや7番の渡辺誠人くんの玄人好みの動きはNZ代表だったFLクロンフェルドを思い出しました。


これで大阪桐蔭高校は野球部も春夏制覇、ラグビー部が冬に全国優勝とかなり盛り上がってますね。


対抗できそうなのはサッカーとラグビーで東福岡か、流経大柏とかになるのかな!?


何はともあれ面白みがたくさん詰まったあっという間の60分でした。


新しくなった花園で現地観戦できたのは良かったです。

オールブラックス プライド No.037

表題のオールブラックス プライドを読みました。

 

きちんとまとめられた本だなぁとは思いましたが、だいたい聞いたことのある話だったので、そこまで新しい発見みたいなものはなかったです。

 

ただ、小野晃征の話は面白いですね。若くして日本代表に入ったNZ育ちのプレーヤーということは知ってましたが、気質とか考え方とかもほとんどNZ人ぽい感じがしました。

 

選手会の仕組みをNZから日本へ伝えてくれたりしてこれからも発展に寄与して欲しいところですが引退すると帰っちゃうみたいですね。

まぁ縁を切るわけではないと思うのでまたコーチとしてスポットで来てくれたりとかもすると良いですね。

 

逆に彼と対照的だなと思ったのが現日本代表キャプテンのマイケルリーチです。

 

彼はNZ出身ですが高校から日本でラグビーしているおかげで気質はほとんど日本人みたいな感じがします。

 

見た目が日本人で気質はNZ人の小野晃征と見た目がNZ人で気質が日本人のマイケルリーチ、どちらもラグビーを通じて育まれた素敵な人間ですね。

 

ラグビーのdiversity(多様性)を体現してるような素敵な見本ですね。

 

朝鮮高校にも早くから全国大会への道のりが開けていたという話も聞いてますし、このあたりはもっと上手くラグビーと現代の社会に求められるものを繋げていけば共感は得やすいような気がします。

トップリーグ1stステージ?最終節終了 No.036

10/20(土)でトップリーグの1stステージの最終節が終わりました。これで順位が決定して二つのカンファレンスの上位4チームが優勝をかけて、下位4チームが順位決定と入れ替え戦に向かうチームをかけて戦います。

 


どちらのチームも全勝チームがないのと全敗チームがいると言うのが順位表をパッと見た感想です。

 


全敗チームの二つはともに福岡を拠点にする2チーム。地元が福岡だけになんとなくやるせないです。コーラは日本代表やセブンスにも人を取られて大変だし、サニックスもどうしても人が揃わないなぁーと言う印象が否めません。

 


上位チームはパナソニックヤマハ神戸製鋼サントリートヨタくらいが優勝に手が届きそうですが絶対的な強さをどこのチームにも感じないかなと言うのが今年のトップリーグです。

 


パナソニックも上手いし賢いなーとは思いますが前節のリコー戦で見せたような勢いに飲まれてしまう感じは否めません。あと3試合をあんな感じのテンションで乗り切れるんでしょうか?

 


神戸製鋼トップリーグ初年度に優勝して以来ずっと優勝には縁がなく、自分の印象的にも選手集めてるけど勝てないなぁーと言うものでした。

 


ギャリーゴールド連れてきていい感じかなと思ったらすぐにどっか行っちゃうしみたいな印象でした、すみません。

 


今年はダンカーター連れてきて面白くなってきました。

 


相乗効果なのか山中亮平、良いですね。

ネット界隈では「ダッシュさん」とか「Mr.追加招集」とか呼ばれてますけど、エディーにも呼ばれてますし、サンウルブズにも追加で呼ばれてアルゼンチン?に1人で飛んでいくなんてこともしてますよね。

 


高校でも全国制覇、大学の時も二年次にはレギュラーで全国制覇、かなりの王道プラス花形プレーヤーの道のりを歩んできてると思います。

 


大学の時の監督の中竹竜二氏の著作の中でも面談の様子が記載されてたりしますが、本人の正直な気持ちが描かれていて面白かったです。これからもっともっとキラキラしたプレーをして見てる人をワクワクさせて欲しいです。

 

 

 

現代表では「都合のいい女」みたいな扱いされてますが(失礼)、昨日のNEC戦での調子の良さをそのまま持ち込んで、今代表にはFB不在なのでこのままレギュラーや23番のジャージ(スタンド、センター、フルバックができるユーティリティ)を掴み取って欲しいですね。

 


10/20が平尾誠二の命日ということもあり、そのつながりで若かりし頃のドーピング違反→2年間プレー禁止ということもありましたが、それを乗り越えて大きく羽ばたいて欲しいです。今30歳ですよね、がんばれ山中。