オールブラックス プライド No.037
表題のオールブラックス プライドを読みました。
きちんとまとめられた本だなぁとは思いましたが、だいたい聞いたことのある話だったので、そこまで新しい発見みたいなものはなかったです。
ただ、小野晃征の話は面白いですね。若くして日本代表に入ったNZ育ちのプレーヤーということは知ってましたが、気質とか考え方とかもほとんどNZ人ぽい感じがしました。
選手会の仕組みをNZから日本へ伝えてくれたりしてこれからも発展に寄与して欲しいところですが引退すると帰っちゃうみたいですね。
まぁ縁を切るわけではないと思うのでまたコーチとしてスポットで来てくれたりとかもすると良いですね。
逆に彼と対照的だなと思ったのが現日本代表キャプテンのマイケルリーチです。
彼はNZ出身ですが高校から日本でラグビーしているおかげで気質はほとんど日本人みたいな感じがします。
見た目が日本人で気質はNZ人の小野晃征と見た目がNZ人で気質が日本人のマイケルリーチ、どちらもラグビーを通じて育まれた素敵な人間ですね。
ラグビーのdiversity(多様性)を体現してるような素敵な見本ですね。
朝鮮高校にも早くから全国大会への道のりが開けていたという話も聞いてますし、このあたりはもっと上手くラグビーと現代の社会に求められるものを繋げていけば共感は得やすいような気がします。